G7サミットにちなんだ給食紹介の2回目は、新潟市です。関連会議として「財務大臣・中央銀行総裁会議」が行われた同市では、サミット会場となった広島県にちなんだ給食メニューが出されました。平成29年度の「ひろしま給食100万食プロジェクト」において4,160件もの応募数の中から最優秀レシピ賞に選ばれたメニュー、それが「熱く燃えろ!Cスープ」です。「ひろしま給食100万食プロジェクト」とは、広島県の地元食材などを使った給食メニューを募集する企画で、選ばれたメニューを学校給食や県庁食堂で提供したり、レシピを公開したりすることで、学校・家庭・地域が一体となって食育を推進している活動です。「熱く燃えろ!Cスープ」は、同県の中学2年生が広島カープの試合を見ていた時に思いついたメニューで、「カープのように真っ赤で赤いものはできないか」と考えイメージをふくらませて作ったそうです。ベーコン、タマネギ、ジャガイモ、キャベツなどを煮込、トマトジュースやケチャップ、コンソメで味付けしたスープですが、広島県内の特産品のひとつである「ちりめん(しらす干し)」を入れているのがポイント。カルシウムやビタミンDなどを含んでいる為、栄養バランスも良くなります。さらに、家庭などで作る際は「赤」を強調するために、パプリカで香りづけしたり、赤トウガラシでピリ辛にしたりと、色々な楽しみ方もできそうです。新潟市の給食では、このCスープのほか、同じく特産品として知られている広島県産レモンと広島菜を使った献立も用意されました。全国生産量一位を誇る広島産レモンは、爽やかな「はちみつレモンソー」に。子供たちの大好きな鶏の唐揚げにかけられています。また、広島菜は高菜・野沢菜とともに三大漬菜と言われていますが、今回は炊き込んだ「広島菜飯」にして出されました。